今日は出張で久しぶりに東京へ行ってきた。都心の中央〜首都道を通るときは、パリが世界最大の都市部かと勘違いしていた3年前の自分が、成田空港を降りて東京を横断したときに体感した「未来感」を思い出す。今になっては慣れてきたけど。
今回の出張は村長も同行。山梨県オリンピック関連の各自治体の担当と集合して、オリンピックゴールドパートナー企業さんのご挨拶に。企業は社長を始め、各部長が出席。行政は県のオリンピック担当と自転車連盟会長、各市町村長と担当が出席。その中には謎の金髪?あ、そうだ、自分も行政だもんね。いつも通りの感じ。
私は、行政の立場だから民間としては動けない。一方で、行政すら、私をどういう扱いにすべきかがまだイマイチ分かっていない。つまり、前にも、横にも動けない状況。
その中で、時間に追われる行政は、「何かすべきことだけは分かっているけど、何をすればいいかは分からない」と、企業に助けを求めるかのように行動している。そのとき、「おーい、最初から自転車専門の人が目の前にいるんだぞー」と呼びかけたくなるけど、どれほど悔しくても、余計なプライドを持つのではなくて、謙虚して行動するんだと、自分に言い張ってちゃんと我慢する。たとえ自分の経験をまだ誰にも評価してもらっていないとしても、食べさせてくれる日本社会に失礼をしてはいけない。自分で実績を作って証明すればいいものだから。
「我慢も作戦のうち」。今日言われた言葉だけど、正にその通りだと思う。信頼してくれないからではなくて、分からないから動かないだけだから、大切な信頼関係を脅かすことなく、相手のペースに合わせないと、協力してもらえるわけにはいかない。
作戦のうちだから。