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1月 12 2019

自転車時代

私がこの職(山中湖村国際交流員、自治体のオリンピック調整役)に着いたことは、たまたまではありません。オリンピックコースの中心に選ばれた道志村、山中湖村、小山町、そして富士山地域は、ターニングポイントとなる歴史的なイベントを迎えるところだと思います。日本の伝統が深く影響されるわけではありませんが、「自転車時代」に入るところだと言っても、過言ではないと思います。

前日、2019年の全日本選手権がオリンピック・パラリンピックのゴール会場である「富士スピードウェイ」にて開催されることが発表されました。全面的に、行政(小山町)そして企業(オリンピックゴールドパートナーのトヨタ)の動きによって確定したことは確実で、「機運醸成」はあっちこっち聞くようになりました。この地域にとっては、課題とされている「離村傾向」に向き合う大きなチャンスですから。

オリンピックが開催されても、本番だけでは長期的な影響はないと思います。大切にしていかなければならないのは、「オリンピックがあるからできるようになること」または「レガシーとして継続性のあること」です。

「オリンピックのチャンス」というものは、大きく2つあると思います。先ずは、「一般の人に注目される」ことです。ジャパンカップ開催のきっかけとなった1990年の全日本選手権は、あくまでも自転車ロードレースを知っている人に関心されないイベントである中で、栃木県はここまで盛り上がってきました。オリンピックは、それ以上の影響力を持っています。誰でも知っている大会ですし、この地域ではこの自転車競技大会しかありません。つまり、自転車ロードレースのことを耳にしない住民はいないということです。それは日本の自転車競技会としては、史上初めての状況です。

2つ目は、「国際基準そのまま日本にやってくる」ことです。一般的にも重視される点ではないと思いますが、それこそ日本にとって大変な影響を与える要素になると思います。歴史的にもそうですが、特にスポーツに関しては、島国の日本は独特なシステムを持っていて、その影響で国際的に輝いているとは言えません。一方で、国際化がどんどん進んでいく中で、これから諸々と国際基準に合わせていく傾向が見えてくると予想できます。その中で、オリンピック大会を通じて、世界的に認知されている自転車競技を知るきっかけとなるでしょう。世界ではすでに成り立っているから、世界基準へと合わせていき、一気に差を詰めていく動きがようやく見えてくるのかもしれません。

これから「自転車時代」に入る富士山地域において、我々は大切な役割を果たしています。自転車に相応しい「貢献循環」を生み出し、社会へと上手く連携していけば、「車時代」を過去なものにしていける部分もあるかもしれません。これからの2年間で、どこまで物事を変えていけるか、とても楽しみです。

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