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11月 30 2018

大切な思い出

6000人の住民もいない山中湖村には、小学校が2校、中学校が1校と、合計3校の学校がある。学校の先生に聞いてみた限りでは、村は比較的に教育に力を入れている方らしい。

10月に、それぞれ山中小学校(160人ぐらい)、そして東小学校(50人ぐらい)の全校集会に出演して、自己紹介、オリンピック関連の話、そしてロードバイクの紹介をさせてもらった。山中小学校の方では、甲府から通っている校長先生が当日、朝練中の自分とすれ違っていたらしくて、話が盛り上がった。東小学校では、単なる10分の出演の予定だけだったのに、4年生に給食に誘って頂いて、結局いつの間にか小学生たちと一緒にまるまる一日分の授業を受けていた。

東京だったら、こんなことはありえないよね。きっと。

そして11月に入ってから、毎日の昼飯を中学校で食べることになった。各学年は2組に分かれていて、各組の給食に3回ずつ参加させてもらっている。毎日、生徒たちと一緒にご飯を用意して、配って、食べて、片づけている。つまり、大学以外、日本の学校に入ったことがなかった自分が、まるで中学生になっているかのようだ。給食以外、すべての授業をさぼっている中途半端な中学生だけど。

最初は正直、いきなり飛び降りてきた自分と会話するのが大変だったみたいで、静かにご飯を食べることが多かった。日本の中学校に入ったことがない自分にとっても、新しいことばかりで、どういう態度を期待されているかもよく分っていなかったが、とにかく仲良くなろう!と積極的に声をかけてみて、少しずつ親しくしてもらえるようになった。

小さな村だからこそ、上から話をして終わりにするのではなくて、村の将来を担っている子供たちと個別に話をして、仲良くなることができる。1年生に、「山中中学校へようこそ。トムが来ることを楽しみにしていた」そして「この3日間をありがとう。いつでも来てね」とわざわざフランス語で作ってくれた横断幕をもらってしまった。

入村してから半年も経っていない自分が、そうやって村民の方々に受け入れて頂いて、早速村に馴染んできている。昨日だって、東小学校の県大会の優勝セレモニーに向かっている小学生たちが、「トムさんだ!」と勢いよく手を振ってくれた。最終的に、夢を叶えることができるかは分からないけど、一生忘れないこの思い出を、大切にしていきたい。

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